【意味】
居合(いあい)とは、武芸のひとつ。中腰や片膝をついたまま、瞬時に刀を抜き相手を切り倒す技。
【名前の由来語源・成り立ち】
居合(いあい)の名前の由来について、片膝をついた姿勢のまま、立ち上がらずに行うのが基本で、もともと「居合」とは刀を抜く技術に限らず、座って行う技の事をいった。
動詞「居(い)る」は古くは「座る」の意で、「合ふ」は「敵と戦う」の意。座ったまま戦う意から「い」+「あふ」が名詞化し。「いあひ」の語ができたとされる。
江戸時代には居合い抜きといって、長い刀を用いて、薬などを売るために居合を演じて見せた大道芸が流行した。
【使い方・用例・実例】
*読本・昔話稲妻表紙〔1806〕四・一三「かの大太刀はもと居合(ヰアヒ)の刃引太刀なれば」
【漢字辞典】
「いあい」を漢字で書くと「居合」と表記する。