一網打尽 (いちもうだじん)

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【意味】

一網打尽 (いちもうだじん)とは、一度網を打ちおろして多くの魚を取り尽くすこと。転じて、一挙に一味の者を残らず捕えること。

【名前の由来語源・成り立ち】

一網打尽 (いちもうだじん)の名前の由来語源について、中国の『宋史』にある故事に由来する。

もともとは、単に「網を打って一度に多くの魚をとらえる」という意味だったが、当時、検察官だった王拱辰(おうきょうしん)が政府の公金不正流用疑惑を極秘調査し、現場をおさえて一斉逮捕したことがあった。

そのときに王拱辰が「吾、一網打尽せり」と叫んだことから、敵の組織全体を攻め落とすことを一網打尽というようになった。

【使い方・用例・実例】

*穏健なる自由思想家〔1910〕〈魚住折蘆〉「然るに今や警視庁は其取締の歩調をロヂカルに進めて来て一網打尽的に自由思想を抑へようとするに至った」

*苦心の学友〔1930〕〈佐々木邦〉天空海濶「釣なら一匹一匹ですが、網を打つと、所謂一網打尽(イチマウダジン)で、一遍に何十匹も捕ってしまひます」

*記念碑〔1955〕〈堀田善衛〉「抗戦派の主だったところを一網打尽にテロでやっつけてくれぬものかな」

【漢字辞典】

「いちもうだじん」を漢字で書くと「一網打尽」と表記する。

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