韋編三絶【いへんさんぜつ】

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【意味】

韋編三絶 (いへんさんぜつ)とは、書物を熟読することのたとえ。

【名前の由来語源・成り立ち】

韋編三絶 (いへんさんぜつ) の名前の由来語源について、「韋編」とは、竹簡をなめし革の紐でとじて巻いた古代中国の書物のこと。「三絶」は三度断ち切れる意。また、何度も断ち切れる意。

孔子が、易経を愛読し、何度も何度も繰り返し読んだため、なめし革のとじひもが三度も切れたという故事に由来する。

【使い方・用例・実例】

*翁問答〔1650〕上・末「この易学は、孔子さへ韋編三絶(イヘンさんゼツ)と申つたへ候へば」

*ダンテについて〔1927〕〈正宗白鳥〉一「ケリー英訳の『神曲』を座右に置いてゐる。葦篇(ヰヘン)三たび絶つと言ふほどでなくっても、方々が手垢に汚れてゐる」

【漢字辞典】

「いへんさんぜつ」を漢字で書くと「韋編三絶」と表記する。

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