【意味】
飯蛸(いいだこ)とは、マダコ科のタコ。北海道南部以南の日本沿岸に分布する。腕の長さを加えて体長約二五センチメートル。
【名前の由来語源・成り立ち】
飯蛸(いいだこ)の名前の由来語源について、イイダコという名は、2月から3月の産卵の時期に、胴の中に卵をいっぱいにつめた雌を煮ると、まるで飯粒がつまっているように見えるところからだという。また、その卵の食感が飯粒のようであるからだともいわれる。
【使い方・用例・実例】
*浮世草子・西鶴織留〔1694〕五・一「白うを、飯蛸(イヒダコ)もやうやう三月のすゑにくふ事になり」
【漢字辞典】
「イイダコ」を漢字で書くと「飯蛸」と表記する。