【意味】
一気呵成(いっきかせい)とは、ひといきに詩や文章を作り上げること。また大急ぎでものごとを成し遂げること。
【名前の由来語源・成り立ち】
一気呵成(いっきかせい)の名前の由来語源について、「呵」は息を吹きかけること。「呵成」は息を吹きかけるだけで完成する、また、凍った筆に息を吹きかけ一気に書き上げることに由来するという。
文章を書く様子に使われることが多いが、文章作成以外の事柄についても使われる。
【使い方・用例・実例】
*蕪村と几董〔1898〕〈正岡子規〉「蕪村は一気呵成の句に乏しからず」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉七「その爪懸(つめがか)りのいい幹へ一気呵成に馳け上(あが)る」
【漢字辞典】
「いっきかせい」を漢字で書くと「一気呵成」と表記する。