【意味】
異口同音(いくどうおん)とは、多くの人がみな、口をそろえて同じことをいうこと。多くの人の意見が一致すること。いこうどうおん。
【名前の由来語源・成り立ち】
異口同音(いくどうおん)の名前の由来語源について、仏典によく出てくる言葉で、本来は、釈迦の説法に感激して、衆生が口々に賛嘆するさまや、堂に集まった信者が口々に念仏を唱えるさまなどを形容していうもの。
【使い方・用例・実例】
*平家物語〔13C前〕七・福原落「雲のはて海のはてまでも、行幸の御供仕って、いかにもなり候はんと、異口同音に申しければ」
【漢字辞典】
「いくどうおん」を漢字で書くと「異口同音」と表記する。