【意味】
イクラとは、サケやマスの成熟卵の卵膜を除いて一つずつばらして味を付けた食品。
【名前の由来語源・成り立ち】
イクラの名前の由来語源について、イクラの語源は、ロシア語で「魚卵」「小さくて粒々したもの」という意味である。
1905年、日露戦争に出兵したロシア人がキャビアの代用品として食べたのが始まりとされる。昭和初期、日本でキャビアとして売られていたのはイクラであった。
【使い方・用例・実例】
*広場〔1940〕〈宮本百合子〉一「イクラだの酸っぱくした牛乳だの小魚の燻製だのを買った」
*新西洋事情〔1975〕〈深田祐介〉植民都市歓迎の背景「イスタンブールからいくらを輸入したりして工夫を凝らしている日本料理屋」
【漢字辞典】
「イクラ」の漢字表記は不明。