【いみじくも】

スポンサーリンク
 

【意味】

いみじくもとは、まことにうまく。適切にも。巧みにも。まさに。よくも。

【名前の由来語源・成り立ち】

いみじくもの名前の由来語源について、形容詞「いみじ」の連用形に助詞「も」がついたもの。

「いみじ」は動詞「忌む」の形容詞形で、程度のはなはだしいことをいい、本来は良い事にも悪い事にも使われた。

しかし、中世以降は「すばらしい」といった良い意味で用いられることが多くなり、そのため「いみじくも」も、「まことによく」「適切に」といった良い意味だけを示すようになった。

【使い方・用例・実例】

*歌舞伎・名歌徳三舛玉垣〔1801〕三立「われいみじくも仁皇五十五代文徳天皇の、第一の皇子と生(うまれ)ながら」

*西国立志編〔1870〜71〕〈中村正直訳〉九・二五「しかるときに、力を尽して彼を撃つべしと美(イミ)しくも謀りしなり」

【漢字辞典】

「いみじくも」の漢字表記は不明。

スポンサーリンク