【意味】
稲妻(いなづま)とは、雷雨のとき、空中電気の放電によってひらめく電光。
【名前の由来語源・成り立ち】
稲妻(いなづま)の名前の由来語源について、稲妻の歴史的仮名遣いは「いなづま」。古来、雷が稲の穂を実らせると信じられていて、本来は「稲の夫(つま)」の意。
昔は夫婦や恋人が相手を呼ぶ時は性別に関係なく、大切な相手のことは「つま」と呼んでおり、稲の実りをもたらしてくれる雷は大切な存在であることから、稲のつま、つまり稲妻と呼ばれるようになった。
【使い方・用例・実例】
*蜻蛉日記〔974頃〕中・天祿元年「いなづまのひかりだにこぬやがくれは軒ばのなへも物おもふらし」
【漢字辞典】
「いなづま」を漢字で書くと「稲妻」と表記する。