【意味】
インゲンマメ/隠元豆(いんげんまめ)とは、マメ科のつる性一年草。中央アメリカ原産で、各地で栽培され、品種も多い。
【名前の由来語源・成り立ち】
インゲンマメ/隠元豆(いんげんまめ)の名前の由来語源について、江戸時代に、中国明(みん)の僧、隠元禅師がもたらしたことからこの名がある。
別名は「五月ささげ」「三度豆」などがある。未熟果をさやごと食べるものは「さやいんげん」と呼ぶ。
ちなみに、関西地方では隠元豆は藤豆の別称であることから、隠元禅師がもたらしたのは藤豆という説や、二種類の豆をもってきて、関東には五月ささげを、関西には藤豆を広めたとする説もある。
【使い方・用例・実例】
*随筆・浪花の風〔1856〕「江戸にて隠元豆と唱ふるもの、大坂にては江戸豆といふ。至て少し。五六月比僅に見ることなり。浪花にて隠元豆と云ふものは、江戸にて藤豆といふものなり」
【漢字辞典】
「いんげんまめ」を漢字で書くと「隠元豆」と表記する。