【意味】
因業 (いんごう)とは、がんこで思いやりのないこと。欲が深くて無慈悲なさま。
【名前の由来語源・成り立ち】
因業 (いんごう)の名前の由来語源について、もとは仏教語で、何らかの結果を生む原因となる行為のことをいう。
善にも悪にもいい、前世の悪業が原因となって招いた性格の意から、がんこで欲深いことの意が生じた。
【使い方・用例・実例】
*福翁自伝〔1899〕〈福沢諭吉〉長崎遊学「コレお前も爾(さ)う、いんごふな事を云ふものぢゃない」
【漢字辞典】
「いんごう」を漢字で書くと「因業」と表記する。