【意味】
一石二鳥(いっせきにちょう)とは、ひとつの行動によって、ふたつの目的を果たすこと。一挙両得。
【名前の由来語源・成り立ち】
一石二鳥(いっせきにちょう)の名前の由来語源について、1羽の鳥を狙って石を投げたら、2羽の鳥が同時に落ちてきたという、17世紀のイギリスのことわざ「kill two birds with one stone.」(一つの石で二羽の鳥を殺す)の訳語。
3つ以上の利益が得られる場合は「一石三鳥」や「一石四鳥」などという場合もある。
【使い方・用例・実例】
*劉広福〔1944〕〈八木義徳〉「彼等の収入増となるばかりでなく会社側にとっても著しく作業の進捗をみることになり、一石二鳥といふことになった」
*島崎藤村〔1946〜56〕〈平野謙〉新生「捨吉の翹望してやまなかった一石二鳥の自由はかくて実現された」
【漢字辞典】
「いっせきにちょう」を漢字で書くと「一石二鳥」と表記する。