【意味】
幼気(いたいけ)とは、幼くていじらしいさま。
【名前の由来語源・成り立ち】
幼気(いたいけ)の名前の由来語源について、「いたき(痛き)」+「け(気)」が音変化したもので、「け」は様子・気配を示し、見ると心が痛むほど愛らしく思われるさまを表す。
多くの場合、幼いもののかわいらしさを示すものだが、物が小さくて好ましいさまをいうのに用いられることもあった。
【使い方・用例・実例】
*露団々〔1889〕〈幸田露伴〉一八「情愛の胸に充ちし女子(をなご)の事なれば、果敢(はか)なく苦しむ心根もおしはかられていたいけなる」
【漢字辞典】
「いたいけ」を漢字で書くと「幼気」と表記する。