いざこざ

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【意味】

いざこざとは、もめごと。ごたごた。いさくさ。

【語源・由来・成り立ち】

いざこざの語源・由来について、「いさくさ」から転じたものともいわれるが、「いざこざ」が一八世紀の宝暦・明和(一七五一〜七二)頃から見られるのに対して、「いさくさ」はもっぱら一八世紀末以後の江戸語で用いられている。

「いさくさ」の意味は、双方の意志のもつれから起こるもめごと。ごたごた。

【実例・用例】

*売卜先生糠俵〔1777〕後・上「田舎の暮しの貧しき事は忘れ果て、青梅島は肩がさすの、小倉の帯は腰が重いの何の角(か)のといざこざいふ」

*洒落本・短華蘂葉〔1786〕「さっきに庄八がいざこざいふたが。新造様はなんにもいわずと。よふ逢たナア」

【漢字辞典】

「いざこざ」の漢字表記はなし。

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