【意味】
自腹を切る(じばらをきる)とは、自分の金を出して支払う。多くは、あえて自分が費用を出さなくてもよい場合に出すことにいう。「自腹を痛める(いためる)」と同じ。
【語源・由来・成り立ち】
自腹を切るの語源・名前の由来について、「自腹」とは「懐」と同じ比喩表現で、自分で持っている金のこと。「切る」は「身銭を切る」というのと同じで、金を使うこと。
江戸時代から用いられる言葉で、どんな事情があるにせよ、出費は痛手であるし、まして喜んでするわけではないことから、武士の切腹、「腹を切る」との連想が働いているかもしれない。
【使い方・実例・用例】
*満を持して自腹を切って新車を購入した。
【漢字辞典】
「じばらをきる」を漢字で書くと「自腹を切る」と表記する。