地口(じぐち)

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【意味】

ふつう世間に行なわれている成語に語呂を合わせたことばのしゃれ。「柿本人麻呂」にかけて「垣の外(そと)の四斗樽(しとだる)」、「春眠暁をおぼえず」にかけて「遊人盃を押えず」という類。くちあい。じぐり。

【語源・由来】

当初は、語に二重の意を重ね合わせる単純な言語遊戯であったが、より長い文句の一語一語を、五十音図の各行各列のいずれかに通ずる語に置き換えて滑稽な句をつくるものを指すようになる。

戯画と組み合わせた「絵地口」や、謎を掛けた「謎地口」などがあり、またそれらを祭礼の行灯に描いたものが「地口行灯」として流行する。

【漢字辞典】

「じぐち」を漢字で書くと「地口」と表記する。

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