【意味】
尋常 (じんじょう)とは、特別でなく、普通であること。また、そのさま。あたりまえ。
⇒尋常ではない(じんじょうではない)
【語源・由来・成り立ち】
尋常の語源・名前の由来について、「尋」「常」ともに、長さの単位を表すもので、「尋」は「8尺」、「常」はその2倍の「1丈6尺」のこと。
つまり「尋常」とは、普通の長さの意であることから転じて、普通、あたりまえの意となった。
日本ではさらに転じて、見苦しくないさま、立派であるさまをもいうようになった。
時代劇などで「いざ尋常に勝負」ということばは、けなげなさま、いさぎよいさまの意である。
【使い方・実例・用例】
*災害の被害状況は尋常ではない。
【漢字辞典】
「じんじょう」を漢字で書くと「尋常」と表記する。