【意味】
蕁麻疹(じんましん)とは、アレルギー疾患の一種で、皮膚が急にかゆくなって赤い発疹が広がり、数分から数時間で消える。ジンマシン。かざうるし。
【語源・由来・成り立ち】
蕁麻疹(じんましん)の語源・由来について、「蕁麻(じんま)」はイラクサの中国名で、葉と茎に毒液をふくむドゲがあり、触れると痛く水ぶくれができる。このイラクサのトゲに刺された痕のように丸く盛り上がった発疹ができることにより、蕁麻疹という名が生まれた。
【実例・用例】
*鱸とおこぜ〔1952〕〈阿川弘之〉「蛔虫が湧いておる。蕁麻疹(ジンマシン)の徴候もあるようだ。それにお前は風邪気で皮膚病だ」
*結婚〔1967〕〈三浦哲郎〉八「これまでになにか薬を飲んで、蕁麻疹(ジンマシン)が出たりなんかしたことはありませんか?」
【漢字辞典】
「じんましん」を漢字で書くと「蕁麻疹」と表記する。