【意味】
じゃじゃ馬(じゃじゃうま)とは、性質が激しくて、他人の言うことを聞かない者。夫や目上の者などの言うことを聞かないおてんばな女。
【語源・由来・成り立ち】
じゃじゃ馬(じゃじゃうま)の語源・由来について、じゃじゃ馬は「はね馬・暴れ馬」と同義である。また「じゃじゃ」は、うるさい声をいう擬音語「じやじや」が変化した語。さわがしく声を立ててわがままをいうことを「じゃじゃを言う」と言った。
これが転じて、人に馴れない暴れ馬を「じゃじゃ馬」と呼ぶようになり、さらに比喩的に人間、とくに若い女性に対して使われるようになった。
一般に広まったのは、シェイクスピアの作品を坪内逍遥が「じゃじゃ馬ならし」として訳したのがきっかけである。
【使い方・実例・用例】
*俳諧・とてしも〔1703〕「じゃじゃ馬とかくれんぼうのわるくるひ〈乙州〉」
*青年の環〔1947〜71〕〈野間宏〉美しい夜の魂・六「彼女は『ジャジャ馬』だという評判もとっていた」
【漢字辞典】
「じゃじゃうま」を漢字で書くと「じゃじゃ馬」と表記する。