【意味】
弱冠(じゃっかん)とは、年齢の若いこと。弱年。
【語源・由来・成り立ち】
弱冠(じゃっかん)の語源・由来について、もともと数え年二十歳の異称であり、男子のみについて用いられていた。
中国の周の制度で男子が二十歳になると、元服し冠をかぶったことに由来している。
「弱」は二十歳の異称だったが、11世紀の書物ではすでに弱年(=年の若いこと)の意味で使われている。
【使い方・実例・用例】
*西洋事情〔1866〜70〕〈福沢諭吉〉外・一「子生れて弱冠(じゃっかん)に至るまで父母の膝下に居て其養育を受るも亦普通の大法なり」
*助左衛門四代記〔1963〕〈有吉佐和子〉五・三「弱冠(じゃっかん)三十四歳で和歌山県会の議長を勤めるようになっていたから」
【漢字辞典】
「じゃっかん」を漢字で書くと「弱冠」と表記する。