じゃん拳/ジャンケン【じゃんけん】

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【意味】

じゃんけんとは、片手で、石(ぐう)・紙(ぱあ)・はさみ(ちょき)のいずれかの形を同時に出し合って勝負を決めること。また、その遊び。石ははさみに、はさみは紙に、紙は石に勝つ。石拳(いしけん)。じゃんけんぽん。

【語源・由来・成り立ち】

じゃんけんの語源・由来について、二人で行うから「両拳(りゃんけん)」、チョキを示す「鋏拳(じゃーちゅあん)」が変化したとする説、「石拳(じゃくけん・いしけん)」の「じゃくけん」が変化した説、「蛇拳(じゃけん)」説、じゃんけんの広東語「猜拳(チャイキュン)」説など、ほかにもたくさんの説があるが不明である。

次のようにわかりやすい説として、グー・チョキ・パーはすべて日本語であるという説もある。ぐっと拳を握るからグー、チョキンと切るからチョキ、ぱっと手を広げるからパー。

【実例・用例】

*家〔1910〜11〕〈島崎藤村〉下・二「ジャン拳で負けて氷を買ひに行ったお延は、やがて戻って来た」

*明暗〔1916〕〈夏目漱石〉七一「ぢゃジャン拳よ」

【漢字辞典】

「ジャンケン」「じゃんけん」を漢字で書くと「じゃん拳」と表記する。

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