蛇の目傘【じゃのめがさ】

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【意味】

蛇の目傘(じゃのめがさ)とは、傘の表面を張った紙に、石突を中心として、蛇の目のように中を白く、周辺を黒・紺・赤などで太く輪状に塗った雨傘。江戸時代から広く用いられた。じゃのめのからかさ。じゃのめ。

【語源・由来・成り立ち】

蛇の目傘(じゃのめがさ)の語源・由来について、「蛇の目」はヘビの目の意味。丸い目の模様が蛇の目の様に見えることが元になっている。◎のような蛇の目のように太い輪のかたちを表す。

【実例・用例】

*随筆・守貞漫稿〔1837〜53〕二七「享保以来今世に至り蛇の目傘(じゃのめがさ)端の青紙の所に定紋を描く」

*田舎教師〔1909〕〈田山花袋〉四「村の道を蛇の目傘(じゃのめがさ)が一つ通って行った」

【漢字辞典】

「じゃのめがさ」を漢字で書くと「蛇の目傘」と表記する。

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