戯れる【じゃれる】

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【意味】

戯れる(じゃれる)とは、ふざけたわむれる。まつわりついてたわむれる。用例は「子猫がまりに戯れる」など。

【語源・由来・成り立ち】

戯れる(じゃれる)の語源・由来について、平安時代からみられる「戯る(さる)」から転じた言葉である。この「さる」は「ざる」に変化し、しゃれて気が利く、垢抜けしている、男女の事情に通じている、ふざけるといった意味がある。

それが中世末期に「しゃれる」「じゃれる」となり、語義上、「しゃれる」が垢抜けしているという意味を担い、「じゃれる」がふざける方の意味を担うように分化したとされている。

【実例・用例】

*雑俳・川傍柳〔1780〜83〕一「やれじゃれるなよと秤に掛けて居る」

*幼学読本〔1887〕〈西邨貞〉一「このみけはちかごろ、なんにもげいをしませんよ。としがよって わうちゃくになりました。あのこまはなんにでもじゃれますよ」

【漢字辞典】

「じゃれる」を漢字で書くと「戯れる」と表記する。

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