【意味】
改悪(かいあく)とは、改めることによって以前より悪くなること。
【語源・由来・成り立ち】
改悪(かいあく)の語源・由来について、明治の後期に「改善(カイゼン)」という語が一般化したのちに造られた和製漢語。中国にも古くから同じく改悪という語があり、日本でも悪いことを改めるという意味で使われていた。
【実例・用例】
*都会の憂鬱〔1923〕〈佐藤春夫〉「それこそ生活の改善どころか改悪になるかも知れたものぢゃない」
*雑種的日本文化の希望〔1955〕〈加藤周一〉「たとえば教科書を改悪し」
【漢字辞典】
「かいあく」を漢字で書くと「改悪」と表記する。