【意味】
腕(かいな)とは、「腕(うで)」の意のやや古い言い方。現在では「腕力(かいなぢから)が強い」などと使う。
【語源・由来・成り立ち】
腕(かいな)の語源・由来について、相撲界では「かいな力が強い」などの表現でよく使われるが、古く「かいな」は肩から肘(ひじ)までの間のことをさし、肘から手首までの間をさす「うで」とは区別されていた。しかし、次第にそれらは混同されて使われるようになった。語源はくわしくわかっていない。
【実例・用例】
*青年〔1910〜11〕〈森鴎外〉一三「少壮政治家の鉄のやうな腕(カヒナ)が意識ある意志によって揮はれた」
【漢字辞典】
「かいな」を漢字で書くと「腕」と表記する。