【意味】
改良(かいりょう)とは、悪いところを改めてよくすること。
【語源・由来・成り立ち】
改良(かいりょう)の語源・由来について、明治期に造られた和製漢語であり、英語「reform」「improve」などの訳語である。
また二葉亭四迷の代表作『浮雲』(明治20-22年)のはしがきに「文明の風、改良の熱一度に寄せ来るどさくさ紛れ」とあるように、明治20年前後には当時の流行語にもなった。
【実例・用例】
*当世書生気質〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉九「大に政治の改良(カイリャウ)でも、おこなはふといふ志で居りながら」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉八「親子の関係が面白くないと云って欧州人の様に此関係を改良して落ち付きをとらうとするのではない」
【漢字辞典】
「かいりょう」を漢字で書くと「改良」と表記する。