【意味】
会社(かいしゃ)とは、営利事業を目的として設立された法人。
【語源・由来・成り立ち】
会社(かいしゃ)の語源・由来について、江戸時代の後期に蘭学書を翻訳したときにつくられた和製漢語である。「会」には集まる、「社」には団体という意味がある。最初は同じ志を持つ仲間という意味で使われ、英語の「society」や「club」に相当する意味だった。
明治7.8年ころになると「society」の訳語としては社会、「conmpany」の訳語は会社が定着しはじめ、次第に両者のちがいがはっきりし、「会社」は営利を追求する団体という意味に限られてきた。
【実例・用例】
*商法(明治三二年)〔1899〕四二条「本法に於て会社とは商行為を為すを業とする目的を以て設立したる社団を謂ふ」
*社会百面相〔1902〕〈内田魯庵〉投機・三「今では二つ三つの会社に関係して実業界の一部に名を知られてゐた」
【漢字辞典】
「かいしゃ」を漢字で書くと「会社」と表記する。