カジカ/河鹿【かじか】

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【意味】

カジカとは、カジガエル。

【語源・由来・成り立ち】

カジカの語源・由来について、カジガエルは「河鹿」と書くが、これは鳴く声が鹿に似ていることからその名が付けられた。

近世の歳時記類などでは秋の季語としているが、秋には鳴かなくなる。明治の句集類でもそれを継承しているが、実態に合わせて夏の季語になったのは、大正もしくは昭和以後である。

【実例・用例】

*物類称呼〔1775〕二「蝦蟆〈略〉但馬国に一種河鹿(カジカ)とよぶ有。谷川の流にすみて濁る水にはすまぬもの也。其声鹿に似たり。故に河鹿と呼」

*古鏡〔1942〕〈水原秋桜子〉「磨崖仏河鹿鳴きつつ暮れたまふ」

【漢字辞典】

「カジカ」「かじか」を漢字で書くと「河鹿」と表記する。

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