【意味】
垣根(かきね)とは、家と家、または土地などの仕切り。
【語源・由来・成り立ち】
垣根(かきね)の語源・由来について、「かきね」は「垣(かき)」とも言う。「かき」は「構く(かく)」の名詞形であり、「懸く(かく)」と同じ語源である。
この「懸く」はもともと「橋をかける」など一方から他の一方へとものをつなぎ渡すことを意味し、この「懸く」の動作の結果としてできた構築物のことを「垣」と称した。「根」は、大地に直接根ざしているという意味。
【実例・用例】
*源氏物語〔1001〜14頃〕夕顔「花の名は人めきて、かうあやしきかきねになん咲き侍りける」
*俳諧・続虚栗〔1687〕春「よくみれば薺花さく垣ねかな〈芭蕉〉」
【漢字辞典】
「かきね」を漢字で書くと「垣根」と表記する。