【意味】
鼎(かなえ)とは、食べ物を煮るための金属器で、多く三本足。
【語源・由来・成り立ち】
鼎(かなえ)の語源・由来について、「鼎(てい)」は古代中国の祭器であった。語源は「かなへ」で、食べ物などを煮るための道具である「瓶(かめ)」に通じている。
【実例・用例】
よく使われる用語として「鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)」がある。意味は人の能力などを疑って地位や評判を奪おうとすること。
*俳諧・昔を今〔1774〕序「亡師宋阿の翁は業を雪中庵にうけて、百里、琴風が輩と鼎の如くそばだち」
【漢字辞典】
「かなえ」を漢字で書くと「鼎」と表記する。