【意味】
看板(かんばん)とは、社名や店名・商品名などを書いて、宣伝や案内のために掲げて人の目につくようにした板。
【語源・由来・成り立ち】
看板(かんばん)の語源・由来について、「みるいた(看る板)」が元となっている。室町末期〜戦国時代ごろになって、板に職業や商品名を書くことが一般的になった。
転じて、「看板俳優」「看板娘」のように、人の目をひくための物事をあらわす用法としても現在では定着している、
【実例・用例】
よく使われる用法は「看板娘」「看板興行」「看板演目」「看板大関」、「看板倒れ」(=外見が立派なのに対して中身が伴っていない様)などがある。
*故旧忘れ得べき〔1935〜36〕〈高見順〉八「かんばんになったら、おでんやへ行かう」
*巷談本牧亭〔1964〕〈安藤鶴夫〉春高楼の…「風月の二階に上がった。看板の早いここの店は、もうすぐしまいである」
【漢字辞典】
「かんばん」を漢字で書くと「看板」と表記する。