勘所【かんどころ】

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【意味】

勘所(かんどころ)とは、はずしてはならない大事なところ。

【語源・由来・成り立ち】

勘所(かんどころ)の語源・由来について、三味線などで、ある決まった高さの音を出すために左手の指先で弦をおさえる場所を「勘所(甲所)」といったことから名づけられた。

【実例・用例】

よく使われる用例は「勘所を押さえる」で、物事の肝心な点をしっかりとらえるという意味。

*娼婦の部屋〔1958〕〈吉行淳之介〉「私の質問は、勘所(カンドコロ)を外していなかった」

*異形の者〔1950〕〈武田泰淳〉「初歩の仏教学から、鐘の叩き方、木魚の調子、拍子木の入れ方、読経や礼讚の節まはし、カンどころ、引導のわたし方まで、それらの人々は熱心に学習した」

【漢字辞典】

「かんどころ」を漢字で書くと「勘所」と表記する。

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