肝心要/肝腎要【かんじんかなめ】

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【意味】

かんじんかなめ(肝心要)とは、一番重要なところ。

【語源・由来・成り立ち】

かんじんかなめ(肝心要)の語源・由来について、まず「かんじん」は、漢字で「肝心」とも「肝腎」とも書く。「肝と心」「肝と腎」とは、どちらも人体に大事なところであることが語源となっている。

また「要=かなめ」は、扇の骨を綴じるため、その末端に近い部分に、小さい穴をあけてはめ入れる釘をさす。「かにのめ」とも言う。扇は、綴じてある「要」の部分が壊れたら、ダメになってしまうから「最も大切な部分」のことをさしている。

【実例・用例】

*浄瑠璃・本朝二十四孝〔1766〕三「我が方へ踏延したる足元が、肝心要(カナメ)の甲斐の国、高坂弾正が拾うて見せう」

*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉一・二「是れからが肝腎要(カナメ)、回を改めて伺ひませう」

【漢字辞典】

「かんじんかなめ」を漢字で書くと「肝心要」「肝腎要」と表記する。

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