【意味】
勘定(かんじょう)とは、数量や金銭を数えること。
【語源・由来・成り立ち】
勘定(かんじょう)の語源・由来について、中国に典拠があり、本来「考え合わせて判断を下すこと」の意味である。
日本でも古くから使われていたが、のちに者の数量を数えるという意味になった。さらに代金を支払うこと、金銭の出納をすること、などの意味へと派生していった。代金の支払いや決算といった意味は日本だけの用法である。
【実例・用例】
*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕三・五「三十年あまり、勘定(カンデウ)なしの無帳無分別」
*人情本・春色梅児誉美〔1832〜33〕初・六齣「勘定(カンゼウ)して呉(くん)なヨト手をたたく」
【漢字辞典】
「かんじょう」を漢字で書くと「勘定」と表記する。