【意味】
神主(かんぬし)とは、神社に仕えて神をまつる人。古形「かむぬし」。
【語源・由来・成り立ち】
神主(かんぬし)の語源・由来について、古くは神事を主宰する人をさした。「神」を祭る「主」の意味で、「かむぬし」と呼んだ。
「かむ」は「神(かみ)」の複合語を作るときの形で、「かむかぜ(神風)」「かむがかり(神懸)」のようにあらわれている。「かむぬし」は転じて、「かんぬし」に変化し、神社に奉仕する神官の長、さらには広く神職一般をさす語となった。
【実例・用例】
*色葉字類抄〔1177〜81〕「神主 カムヌシ」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Cannuxi (カンヌシ)〈訳〉カミに仕える主だった者の一人で長たるもの」
【漢字辞典】
「かんぬし」を漢字で書くと「神主」と表記する。