【意味】
揶揄う(からかう)とは、揶揄(やゆ)すること。冗談を言ったりいたずらをしたりして,相手を困らせたり,怒らせたりして楽しむ。
【語源・由来・成り立ち】
揶揄う(からかう)の語源・由来について、もともとの意味は「争う」。「からかう」の「から」は「絡む(からむ)」の語根「から」と同じである。「からかう」はからむという行為をすることで、そこから争う意味になるのは自然である。しかここから「揶揄する」の意味にどのように派生していったのかはいまだに不明である。
【実例・用例】
*洒落本・色講釈〔1801〕「いいすくめられ、きゃくもからかったところが、はじまらぬとおもい」
*当世書生気質〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉一「二人の芸者は園田と吉住を急がしつつ、言争(カラカ)ひながら登りゆく」
【漢字辞典】
「からかう」を漢字で書くと「揶揄う」と表記する。