鹿島立ち【かしまだち】

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【意味】

鹿島立ち(かしまだち)とは、旅に出かけること。

【語源・由来・成り立ち】

鹿島立ち(かしまだち)の語源・由来について、語源説はふたつある。

一つ目は、鹿島・香取(かとり)の二神が国土を平定したという故事にあやかって、旅の安全を祈る気持ちをこめて旅立ちそのものをさす言葉になった説。
二つ目は、防人(さきもり)・武士が、旅立つ際に道中の無事を鹿島神宮に祈願したところからという説である。

いずれにしても鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)にちなむ語である。

【実例・用例】

*雑俳・柳多留‐七〔1772〕「子は寝せて置けと断るかしま立

*滑稽本・東海道中膝栗毛〔1802〜09〕初・巻中書目「発端鹿島立(カシマダチ)之話(こと)」

【漢字辞典】

「かしまだち」を漢字で書くと「鹿島立ち」と表記する。

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