片言/カタコト【かたこと】

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【意味】

片言(かたこと)とは、幼児や外国人の不完全な言葉。

【語源・由来・成り立ち】

片言(かたこと)の語源・由来について、「片(かた)」は不完全・整っていないなどの意味。ひとくちに「片言」といっても、実際には方言・俗語・舌足らずなどを広くさしており、これらを標準的ではない言い方として、不完全な「もの言い」として一般的にとらえられていた。

安原貞室が江戸時代に書いた「片言」は、当時京都の一般人に広まっていた非標準的な言い方を正した書として知られている。

【実例・用例】

よく使われる用例は「彼女は片言の日本語で話す」などがある。

*開化のはなし〔1879〕〈辻弘想〉初・一回「英語箋の片言隻語原語(カタコトげんご)を一個二個誦へしとて」

*彼の歩んだ道〔1965〕〈末川博〉四「手まね足まねを加えて片コトのドイツ語でその話をしたら」

【漢字辞典】

「かたこと」「カタコト」を漢字で書くと「」と表記する。

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