【意味】
肩すかし(かたすかし)とは、相手の勢いをうまくそらすこと。
【語源・由来・成り立ち】
肩すかし(かたすかし)の語源・由来について、もとは相撲の四十八手のひとつであり、組み合った相手が押してくるところを、体を開いてかわしながら引き倒す技の名前。
相手の勢いをまともに受け止めないで身をかわすところから、相撲以外の分野でも、相手の勢いをまともにぶつけられないように立ち回ることにも使われる。
【実例・用例】
*島〔1938〕〈川口一郎〉二・一「これからは、あたしゃ肩すかしで行くよ」
*不意の出来事〔1965〕〈吉行淳之介〉「長い間の緊張を、肩透(カタスカ)しされた気持になった」
【漢字辞典】
「かたすかし」を漢字で書くと「肩透かし」と表記する。