【意味】
活動写真(かつどうしゃしん)とは、映画の古い呼び方。
【語源・由来・成り立ち】
活動写真(かつどうしゃしん)の語源・由来について、活動する、つまりいきいきと動く写真という意味で名づけられたものである。
明治29年11月、キネトスコープ(=エジソンによって発明された世界初の映写機)が神戸に輸入され、公開されたとき「神戸新日報」という新聞記事で使われたのが最初と言われている。当初のころは、「写真活動」「自動幻画」などという語も使われていた。
【実例・用例】
*三四郎〔1908〕〈夏目漱石〉四「菊人形を見る位なら活動写真(かつどうしゃしん)を見に行きます」
*わが新開地〔1922〕〈村島帰之〉一五「『活動写真』といふ訳語も実にその際福地桜痴居士が命名したものである」
【漢字辞典】
「かつどうしゃしん」を漢字で書くと「活動写真」と表記する。