【意味】
買って出る(かってでる)とは、進んで引き受ける。
【語源・由来・成り立ち】
買って出る(かってでる)の語源・由来について、花カルタからでた語とされる。「買う」が転じた語に「喧嘩を買う」や「一役買う」「引き受ける」があるが、「買う」を強めるため、さらに「出る」を加えたと言われている。
【実例・用例】
*蓼喰ふ虫〔1928〜29〕〈谷崎潤一郎〉一一「『さあ来い』と云ひながら喧嘩を買って出たのである」
*白鳥の歌〔1948〕〈内村直也〉「つまり、会社相互間の有無を相通ずる橋渡しの役目を、不肖此の足田がかって出た訳だ」
【漢字辞典】
「かってでる」を漢字で書くと「買って出る」と表記する。