風上にも置けない【かざかみにもおけない】

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【意味】

風上にも置けない(かざかみにもおけない)とは、劣な人間をののしって言う言葉。鼻持ちならない。

【語源・由来・成り立ち】

風上にも置けない(かざかみにもおけない)の語源・由来について、「風上」とは、風の吹いて来る方向。その卑劣さは風上に置くと、臭くてがまんできないほどだということから生じた。

【実例・用例】

*この子〔1896〕〈樋口一葉〉「定めし山口は百年の不作だとでも評して、妻たる者の風上(カザカミ)へも置(オ)かれぬ女と」

*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉一一「だから探偵と云ふ奴はスリ、泥棒、強盗の一族で、到底人の風上に置けるものではない」

【漢字辞典】

「かざかみにもおけない」を漢字で書くと「風上にも置けない」と表記する。

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