【意味】
雉子焼き(きじやき)とは、鶏肉を醤油に漬けて焼いた料理。
【語源・由来・成り立ち】
雉子焼き(きじやき)の語源・由来について、もともとキジの肉を白く焼いた料理のことで、足利時代から江戸時代にかけては贅沢品とされた。
近世は「きじ焼き」といえば、豆腐料理が多いが、ほかにもカツオのキジ焼きなどさまざまな料理がこの名で供されていた。
【実例・用例】
*雑俳・川傍柳〔1780〜83〕五「下戸が側から雉子焼さ雉子焼さ」
*狂歌・徳和歌後万載集〔1785〕二「初がつほ買ふ気はやみにあらねどもこれも子故に迷ふ雉子焼」
【漢字辞典】
「きじやき」を漢字で書くと「雉焼き」と表記する。