切掛/切っ掛け(きっかけ)

スポンサーリンク
 

【意味】

きっかけとは、物事を始めるための手がかりや機会。てはじめ。しおどき。はずみ。

【語源・由来・成り立ち】

きっかけの語源・由来について、「切り掛け」の促音便化した形で、材料を切り始めることが、その原義となっている。
転じて、その切り始めた部分、つまりは物の先端という意となり、さらに転じて、広く物ごとの取っ掛かりを言うようになった。

【実例・用例】

*滑稽本・八笑人〔1820〜49〕初・一「なんぼ出たらめでも、ちっとはきっかけを付けて置うと、是より稽古にかかる」

*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉一・五「長羅宇(ながらう)の烟管(きせる)で席(たたみ)を叩くのをきっかけに」

【漢字辞典】

「きっかけ」を漢字で書くと「切っ掛け」「切掛」と表記する。

スポンサーリンク