【意味】
きもいり(肝入り)とは、世話をやくこと。世話人。斡旋(あっせん)すること。
【語源・由来・成り立ち】
きもいり(肝入り)の語源・由来について、本来は、肝を煎(い)るように心をいらだたせ、やきもきすることをいった。そこから、熱心に心を砕いて世話をするの意となり、さらに、あれこれ間に入ってとりもったりすることの意となった。
【使い方・実例・用例】
*浮世草子・世間胸算用〔1692〕四・三「毎年のくれに借入の肝煎(キモイリ)して此間銀を取定まって」
*頑な今日〔1963〕〈島尾敏雄〉「会合が市役所の肝入(キモイ)りで催されることになっていて」
【漢字辞典】
「きもいり」を漢字で書くと「肝入り」「肝煎り」と表記する。