【意味】
切り口上(きりこうじょう)とは、一語ずつ区切るように、はっきりという言い方。改まった調子の話し方、堅苦しい言葉遣いのこと。
【語源・由来・成り立ち】
の語源・名前の由来について、歌舞伎で、1日の興行の終わりに、座頭(ざがしら)が舞台で客席に向かって、「まずは今日(こんにち)はこれぎり」というあいさつをする。
このあいさつを「切り口上」といい、一句一句をはっきり区切る言い方がいかにも堅苦しいことから、転じて、一般のそうした話し方についても用いられるようになった。
【使い方・実例・用例】
*「誤解があったとしたら、申し訳ありませんでした」と、ちょっとキレ気味な切り口上で頭を下げた。
【漢字辞典】
「きりこうじょう」を漢字で書くと「切り口上」と表記する。