【意味】
気障(きざ)とは、気取っていて嫌味であること。
【語源・由来・成り立ち】
気障(きざ)の語源・由来について、気に障るという意味の「気障り(きざわり)」を略した語。気障は江戸時代からある語であり、遊郭で使われていた。
本来は、気にかかることや不快な感じをあたえることの意で用いられていたが、現在では気取っていて嫌味であることという意味で使われるようになった。
【使い方・実例・用例】
*それから〔1909〕〈夏目漱石〉六「凡そ何が気障(キザ)だって、思はせ振りの、涙や、煩悶や、真面目や、熱誠ほど気障(キザ)なものはない」
*チャンス〔1946〕〈太宰治〉「愛するといふ言葉を、気軽に使ふのは、イヤミでしかない。キザである」
【漢字辞典】
「きざ」「キザ」を漢字で書くと「気障」と表記する。