兆し/萌し【きざし】

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【意味】

兆し(きざし)とは、前兆。兆候。芽生え。

【語源・由来・成り立ち】

兆し(きざし)の語源・由来について、動詞「兆す(きざす)」が変化して名詞になった語であり、「兆す」の「き」は「気・牙」を意味した。これは、とがっており生える芽に通じており、なにか表に現れていることを象徴して言った。

つまり「きざす」は「芽生える」の意であり、この「芽生え」から次第に「兆し」「兆候」へも意味が広がっていった。

【実例・用例】

*制度通〔1724〕二「五畿七道に分つこと、王代世々にその漸(きざし)あり」

*邪宗門〔1909〕〈北原白秋〉朱の伴奏・地平「うらうへに病ましき現象(キザシ) 今日もまたどよみわづらふ」

【漢字辞典】

「きざし」を漢字で書くと「兆し」「萌し」と表記する。

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