【意味】
姑息 (こそく)とは、一時の間に合わせにすること。その場しのぎ。
【語源・由来・成り立ち】
姑息の語源・名前の由来について、「姑」は、しばらく、「息」は休息の意で、「姑息」とはしばらくの間、息をついて休むこと。
出典は古代中国の『礼記(らいき)』で、「君子の人を愛するや徳を以もってす。細人の人を愛するや姑息を以もってす(君子たる者は大義を損なわないように人を愛するが、度量の狭い者はその場をしのぐだけのやり方で人を愛するのだ)」に基づく。
一時しのぎはよくないことから、「卑怯な」という意味合いで使われる場合が多いが、本来は誤り。
【使い方・実例・用例】
*あいつは姑息な手段を使ってまで勝とうとしている。
【漢字辞典】
「こそく」を漢字で書くと「姑息」と表記する。