公僕【こうぼく】

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【意味】

公僕(こうぼく)とは、役人、公務員。

【語源・由来・成り立ち】

公僕(こうぼく)の語源・由来について、明治時代につくられた和製漢語である。「僕」がしもべ、召使いの意味で、広く国民に奉仕する人のこと。一般にも使われた「官員(=官吏、役人)」という言い方に対して、欧米のあたらしい思想にもとづいてつくられた語である。

【実例・用例】

*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉二・七「今の所謂官員さま、後の世になれば社会の公僕とか何とか名告(なの)るべき方々」

*自由学校〔1950〕〈獅子文六〉乱世「交番の巡査が、パンパンを取締まってるうちに、パンパンが好きになって、公僕をやめて、パンパンの客引きになった」

【漢字辞典】

「こうぼく」を漢字で書くと「公僕」と表記する。

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